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POSレジとは?7つの機能と具体的なメリット、導入のポイントも解説

更新日:
目次
POSレジとは
(1) POSレジと普通のレジの違い
(2) POSレジの歴史
POSレジの3つの種類
(1) タブレット型POSレジ
(2) ターミナル型POSレジ
(3) パソコン型POSレジ
POSレジの主な機能
(1) 商品管理 – 商品全体をデータベースとして活用
(2) データの収集 – 収集したデータをリアルタイムに集計
​(3) 在庫管理 – 常に最新の在庫数を確認
(4)スムーズな会計処理 – バーコードを読み取って商品情報を瞬時に取得
(5) 情報の共有 – 顧客情報や在庫数を店舗間で共有
(6) 複数店舗管理 – 売上状況をリアルタイムで確認
(7) 経営分析 – 売上、客層、客数などを詳細にデータ化
POSレジを導入するメリット7選
(1) 業務の効率化 – バーコードスキャンによるスピーディーな会計
(2) さまざまなデータの活用 – 数値に基づいた販売戦略や施策の立案も可能
(3) 適切な在庫管理 – 店舗ごとの具体的な状況も簡単に把握
(4)  不正の予防 – 問題発生時の原因特定も容易
(5) ミスの防止 – 顧客の利便性向上にも貢献
(6) 柔軟な価格変更 – イレギュラーな会計にも柔軟に対応可能
(7) 人件費の削減 – レジ業務の教育時間を短縮
POSレジを選ぶ際に考えたい5つのこと
(1) 導入によって解決したい課題
(2) 店舗の拠点数や規模
(3) システム導入後の運用・保守体制
(4) 現場スタッフの使用感
(5) 経営判断の役立つ情報の有無
POSレジを導入する流れ
(1) お問い合わせ
(2) 見積もりと無料トライアルの実施
(3) 必要な機器の購入
(4) POSレジの初期設定
(5) 商品登録とマニュアル設定
POSレジの導入が向いている業界
飲食店 – 注文効率化と会計時間短縮
小売・アパレル – 売上分析機能や在庫管理機能が活躍
美容室・エステ – 予約を集約し、顧客データを管理
クリニック・薬局 – 混雑緩和や待ち時間の短縮
イベント・屋外店舗 – 店舗と変わらないレジ環境の構築
ホテル – 会計業務の簡略化
おすすめのPOSレジ5選
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POSレジとは

POSレジとは、 「POSシステム」と「キャッシャー」を組み合わせたレジのことです。会計処理だけでなく、在庫管理や顧客管理、売上分析などさまざまな機能を備えています。

ここではPOSレジと普通のレジの違いを説明し、POSレジの歴史を簡単に紹介します。

(1) POSレジと普通のレジの違い

いわゆる「普通のレジ」は、価格の入力や支払い処理が主な機能です。売上金額は把握できますが、詳細なデータは得られません。一方、POSレジは、バーコードスキャンによる商品の登録や在庫管理、売上分析など多様な機能を備えており、「いつ」「どこで」「誰に」「何が」「どのくらい」売れたのかをリアルタイムで集計できます。

集計した販売データを分析し、顧客の購買行動や売れ筋商品の傾向を把握することも可能です。例えば、特定の顧客層に向けたキャンペーンを展開したり、顧客ニーズに合わせた新商品を開発したりすることができます。

会計処理だけでなく、在庫管理や売上分析、顧客管理などを自動化できるため、業務効率を向上させ、人件費削減にもつながります。

(2) POSレジの歴史

POSレジは、1970年代にアメリカで始まりました。当初は、単に会計処理を効率化する目的で導入されましたが、バーコードとスキャナーが登場したことで、POSシステムの基礎が築かれました。日本では1978年にJANコードが制定され、POSレジ導入の準備が着々と進みました。

大きな転換点となったのは、1982年にセブンイレブンで導入されたことです。コンビニエンスストアを中心にPOSレジの導入が加速するとともに、在庫管理や販売分析などの機能が充実し、小売業の効率化に大きく貢献しました。

近年ではインターネットの普及により、クラウド型POSレジが登場しました。従来のPOSレジは高価で導入が難しかった小規模店舗や個人事業主にとっても、低コストで導入できる環境が整っています。

リクルートの調査によると、国内の飲食店におけるPOSレジの導入率は2023年3月時点で22.3%であり、導入検討中も合わせると、2022年の同月より3.6%も増えています。

国内の飲食店におけるPOSレジの導入率
出典:株式会社リクルート

POSレジの3つの種類

POSレジは大きく分けて3つの種類があります。

タブレット型POSレジターミナル型POSレジパソコン型POSレジ
メリット– 持ち運びが容易- 手軽に導入できる- 操作が簡単で学習コストが低い– 高い安定性と処理能力- 業種に合わせた特化機能が利用可能- 多様な周辺機器に対応– 専用機器が不要- 既存のPCを活用して導入可能- カスタマイズが容易
デメリット– 周辺機器を別途購入する必要がある- 高度な業務には不向き– 導入費用が高額- 小規模店舗には不向き– 周辺機器の追加費用が発生- 機能が限定されることがある
向いている業種飲食店、美容室、サロンなど大型店舗、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなど小規模小売店、クリニック、事務所など
持ち運び×

それぞれ詳しく解説します。

(1) タブレット型POSレジ

タブレット型POSレジとは、タブレット端末にインストールして使用するタイプのPOSレジです。 コンパクトで場所を取らず、持ち運びも可能なため、さまざまなシーンで活用できます。

無料で提供されているアプリも多く、初期費用を大幅に抑えられるのも魅力の一つです。また、操作方法を覚えるためのトレーニング時間が短く、スムーズに導入できる点もメリットです。

必要に応じてバーコードリーダーやキャッシュドロワーなどの周辺機器を追加でき、幅広い店舗のニーズに対応できます。直感的なタッチパネル操作で操作性も良く、レジ業務に不慣れな人でも簡単に使用できるでしょう。

タブレット型POSレジについてより詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

タブレットPOSレジおすすめ比較8選|費用相場・無料導入のメリット・選び方

(2) ターミナル型POSレジ

ターミナル型POSレジとは、POSレジ専用の機器にPOSシステムが搭載された一体型のレジです。特定のメーカーが開発した専用のハードウェアとソフトウェアで構成されており、安定性と処理能力が高いのが特徴です。

周辺機器がセットで提供されることが多く、多様な決済方法に対応できます。一方で、機器のサイズが大きいため、スペースが限られる小規模店舗には不向きな場合があります。 

また、導入コストも高いため、大型店舗やスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどのチェーン店で利用されることが一般的です。

(3) パソコン型POSレジ

パソコン型POSレジとは、市販のパソコンにPOSレジ用のソフトウェアをインストールして使用するタイプです。既存のパソコンにインストールするだけで利用できるため、導入コストを抑えられます。また、使い慣れたパソコン上で操作できるため、スムーズに導入できます。

パソコン型POSレジは、バーコードリーダーやレシートプリンターなどさまざまな周辺機器と接続して使用することも可能です。ただし、周辺機器の購入には別途費用がかかることに注意が必要です。

POSレジの主な機能

POSレジにはさまざまな機能があります。ここではそれぞれの機能を詳しく解説します。

(1) 商品管理 – 商品全体をデータベースとして活用

POSレジは、商品に関するさまざまな情報をデータベース化できます。具体的には、商品名や価格、バーコード、在庫数、仕入れ先などの情報を一元管理し、バーコードをスキャンするだけで情報を呼び出すことが可能です。

商品全体を一覧で管理できるため、簡単に価格の変更や新商品の追加ができ、レジ操作のミスや時間の短縮につながります。売上商品数と在庫数をリアルタイムで管理できるため、在庫の補充管理や売れ筋商品の分析にも役立ちます。

(2) データの収集 – 収集したデータをリアルタイムに集計

POSレジは「いつ」「どこで」「どんな商品が」「どんなお客様に」売れたかのデータを集計します。例えば、「今日の売上は現時点でどれくらいか」「どの商品がよく売れているか」といった情報を瞬時に確認できます。

収集したデータはリアルタイムに集計されるため、いつでも売上の動向をチェックすることが可能です。

​(3) 在庫管理 – 常に最新の在庫数を確認

POSレジは販売時点の在庫数を自動的に更新します。常に最新の在庫数を確認できるため、適切な在庫管理が可能です。

在庫切れによる機会損失を防ぐだけでなく、過剰在庫による保管コストや廃棄リスクも軽減できます。また、在庫管理と発注業務にかかる時間を短縮できるため、業務効率の向上にもつながるでしょう。

(4)スムーズな会計処理 – バーコードを読み取って商品情報を瞬時に取得

バーコードを読み込むことで、商品情報を瞬時に取得し、スムーズに会計処理ができるようになります。従来の手入力によるレジ打ちと比べ、入力ミスや時間のロスを大幅に削減できます。

割引やポイント処理なども自動でできるため、複雑な会計処理もスムーズに対応可能です。

(5) 情報の共有 – 顧客情報や在庫数を店舗間で共有

POSレジは、複数の店舗で顧客情報や在庫状況などのデータを共有できます。例えば、ある店舗で顧客が購入した商品やポイント履歴を他の店舗でも確認できるようになります。

顧客情報や在庫数が共有できれば、全体的な販売戦略の立案や顧客満足度の向上にも役立つでしょう。

(6) 複数店舗管理 – 売上状況をリアルタイムで確認

POSレジは全店舗の売上状況をリアルタイムで確認できます。「本日の売上合計はどれくらいか」「A店とB店の売上を比較するとどちらが多いか」といった情報を簡単に把握することが可能です。

これらの情報をもとに、A店で在庫が不足している商品をB店から移動させる、といった対応ができるようになります。

(7) 経営分析 – 売上、客層、客数などを詳細にデータ化

POSレジを使うことで、商品ごとの売上や関連購買傾向、人気メニューを把握できます。また、曜日・時間帯別の売上、顧客の年齢層や性別、来店頻度などをデータ化し、人員の最適化や営業時間の調整などに役立てられます。

顧客属性と購買データを分析すれば、特定の顧客層に向けたマーケティングを展開でき、売上や顧客満足度の向上、業務効率化などを実現できるでしょう。

POSレジを導入するメリット7選

POSレジの導入にはさまざまなメリットがあります。ここでは7つのメリットを紹介します。

(1) 業務の効率化 – バーコードスキャンによるスピーディーな会計

従来のレジでは商品名や価格を手入力する必要があり、時間がかかるだけでなく、しばしば入力ミスも起きていました。株式会社ビズヒッツの調査によると、「仕事でやりがちなミス」の第1位が「入力ミス・書き間違い」です。

【仕事でやりがちなミスランキング】男女500人アンケート調査の結果
出典:PR TIMES

POSレジはバーコードをスキャンするだけで商品情報を瞬時に読み取るため、入力によるミスは基本的に発生しません。レジ業務にかかる時間を短縮し、顧客の待ち時間も減らすことも可能です。

さらに、クレジットカードや電子マネーなどさまざまな決済方法に対応できるため、顧客の利便性が向上します。飲食店ではオーダーエントリーシステムと組み合わせることで、注文から伝票作成、会計までの業務をシームレスに行えるようになります。

(2) さまざまなデータの活用 – 数値に基づいた販売戦略や施策の立案も可能

POSレジを導入することで、顧客の年齢層や購買時期、商品・サービスの選好などのデータを記録・分析できます。特定の顧客に向けたマーケティング施策を展開したり、季節ごとにメニュー開発やリピート率向上の策を練ったりと、数値に基づいた販売戦略が可能です。

飲食店ドットコムの調査によれば、POSシステムを利用している方の多くが「売上のリアルタイム確認」と「売上状況の分析」にメリットを感じています。

POSシステムで利用されている機能のランキング
出典:飲食店ドットコム

過去の売上データや季節変動などを分析すれば、より現実的な目標を設定し、効果的な経営計画を立てることができるでしょう。

(3) 適切な在庫管理 – 店舗ごとの具体的な状況も簡単に把握

POSレジの販売情報と在庫情報を連携させることで、在庫管理の精度が向上します。売れ筋商品の在庫切れを防いだり、過剰在庫による無駄なコストを削減したりすることができます。

複数店舗を展開している場合は、「どの店舗でどの商品がどれだけ売れているのか」「在庫状況はどうなっているのか」などをリアルタイムで把握し、迅速な対応が可能です。店舗ごとの客層や売れ筋商品などを簡単に把握できるため、一店舗でも活用するメリットは大きいでしょう。

(4)  不正の予防 – 問題発生時の原因特定も容易

POSレジはすべての販売データを記録するため、レジの現金残高と実際の売上金額に差異が生じた場合、原因を特定しやすくなります。

また、バーコードを読み取ることで価格が自動的に表示されるため、会計担当者が商品価格を覚える必要がありません。新人スタッフでも安心して会計業務を行えるため、業務の効率化につながります。

(5) ミスの防止 – 顧客の利便性向上にも貢献

POSレジは自動的に釣り銭の計算を行うため、会計時のミスを防止できます。自動釣銭機と連動または一体化している端末では、釣り銭の排出も自動化されるためより安全です。

さらに、幅広い決済方法に対応していることから、現金の受け渡しミスを削減できるだけでなく利便性の向上にもつながります。

(6) 柔軟な価格変更 – イレギュラーな会計にも柔軟に対応可能

POSレジは値引き額や割引率を随時登録・変更できるため、イレギュラーな会計にも柔軟に対応可能です。タイムサービスや期間限定割引など、従来のレジでは対応が難しかった複雑な価格設定もスムーズに処理できます。

価格変更や割引の一括設定・変更も容易であるため、商品数が多くてもスタッフの作業負担を軽減できるでしょう。さらに、購入履歴から特別なプロモーションや割引を実施できるため、顧客満足度の向上にもつながります。 

(7) 人件費の削減 – レジ業務の教育時間を短縮

従来のレジでは商品価格や操作方法などを覚える必要があり、新人教育に時間と手間がかかっていました。POSレジはバーコードのスキャンやタッチパネル操作など、直感的な操作が可能なため、比較的短期間で習得できます。

セルフレジの導入で会計業務自体をほぼ省略できるため、さらなる人件費削減効果も見込めます。一般社団法人キャッシュレス推進協議会によると、セルフレジを導入することで生産性が約1.5倍〜2倍高くなるとされています。

通常レジ、セミセルフレジ、フルセルフレジの違いの表
出典:一般社団法人キャッシュレス推進協議会

シンプルで操作しやすいシステムのため、レジ業務の教育時間を短縮でき、店舗全体の生産性向上につながるでしょう。

POSレジを選ぶ際に考えたい5つのこと

POSレジにはさまざまな種類があります。ここでは自社に合ったPOSレジを選ぶために、あらかじめ考えておきたいことを5つ紹介します。

(1) 導入によって解決したい課題

POSレジを選ぶ際には、まず「導入によって解決したい課題」を明確にすることが重要です。自社の業務に必要な機能を検討し、使わない機能が多いものは避けましょう。機能の多さで選んでしまうと、費用対効果が悪くなるうえに、操作も複雑になります。

特定の業務に特化した課題がある場合は、業務特化型のシステムがおすすめです。例えば、飲食店であればオーダー管理機能に優れたPOSレジ、アパレルショップであれば在庫管理機能に特化したPOSレジなど、自社のニーズに合ったシステムを選びましょう。

(2) 店舗の拠点数や規模

店舗の拠点数や規模によって、必要となる機能やシステムの選び方が変わります。店舗数が多く、規模が大きい場合は、複数店舗の一元管理や本部との連携がスムーズに行えるPOSレジがおすすめです。小規模店舗や個人店では、導入コストを抑えつつ、必要な機能を備えたPOSレジを選ぶことが重要です。

POSレジ選びは現在の店舗状況だけでなく、将来のビジョンも踏まえることが大切です。将来的に他店舗展開を見据えている場合は、拡張性も考慮する必要があるでしょう。

(3) システム導入後の運用・保守体制

社内にシステム運用スタッフがいるかいないかでも、選ぶシステムは変わります。社内に専門知識を持つスタッフがいない場合は、サポート体制が充実しているPOSがおすすめです。

ベンダーやメーカーのサポート体制を詳しく確認し、業務が止まらない体制作りが必要です。トラブル発生時に迅速に対応してもらえるか、営業時間外や休日のサポートは可能か、なども事前に確認しておきましょう。

(4) 現場スタッフの使用感

POSレジは日々現場で使用するものであるため、従業員の使い勝手が良いものを選びましょう。特に、操作画面が見やすく直感的に操作できるか、処理速度が速くストレスなく会計処理を行えるか、などが大切です。

シュワット株式会社によれば、「POSレジ選定時に重視したこと」の第1位が「操作性・使いやすさ」です。

出典:PR TIMES

デモ機がある場合は、現場スタッフに使ってもらい、意見を参考に選定することも重要です。従業員の意見を参考に、現場で使いやすいPOSレジを選びましょう。 

(5) 経営判断の役立つ情報の有無

POSレジを選ぶ際には、自社の経営課題に合わせて、必要な情報を提供してくれるか、分析機能が充実しているかなどを確認することが重要です。例えば、顧客属性の詳細な分析が必要な場合は、顧客管理機能が充実したPOSレジを選ぶ必要があります。

必要な情報を必要なタイミングで取得できるかも重要です。グラフや表などで視覚的にデータを把握できるか、特定の条件でデータを絞り込んで分析できるか、といった点も考慮しましょう。

POSレジを導入する流れ

POSレジの導入は比較的簡単です。ここでは導入するまでの流れを5つのステップに分けて紹介します。

(1) お問い合わせ

気になるPOSレジ事業者の公式サイトをチェックし、問い合わせフォームまたは電話番号を確認します。問い合わせの際に、要望や現状の課題も伝えます。例えば、「レジ業務の効率化を図りたい」「顧客管理を強化したい」「多店舗展開を予定している」といった要望を伝えましょう。

担当者から製品やサービスの説明を受け、提案内容を聞き、検討を進めたい場合は見積もりを依頼します。

(2) 見積もりと無料トライアルの実施

事業者から見積もりを受け取り、導入に必要な機器やソフトウェア、初期費用、月額利用料、サポート費用などを確認します。見積もり内容を比較したい場合は、複数の事業者に問い合わせるとよいでしょう。

事業者によっては無料トライアル期間があります。実際の店舗環境でPOSレジを使用することで、自社の業務に合っているか、現場スタッフが使いこなせるかなどを確認できます。

POSレジの導入費用についてより詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。

POSレジの導入費用を比較|初期費用・月額コストが低価格なサービス・おすすめ補助金 (orend.jp)

(3) 必要な機器の購入

必要な機器をリストアップし、購入を進めましょう。タブレット型POSレジの場合、既存のタブレットにアプリをダウンロードするだけで使える場合もあります。レジ用のタブレットがすでにある場合は、初期コストを抑えられるでしょう。

必要な機器はPOSレジの種類や店舗の規模、業務内容によって異なるため、事前に事業者と相談し、最適な機器構成を検討することが大切です。 

(4) POSレジの初期設定

POSレジを設置したら、初期設定を行います。スタッフの人数設定や売上計算表の作成、IDやパスワードの設定など、POSレジの機能に応じてさまざまな設定が必要です。

初期設定に不安がある場合は、各会社が行っている初期講習の受講をおすすめします。初期設定だけでなく、正しい機能の活用方法や操作方法も丁寧に教えてくれるでしょう。

(5) 商品登録とマニュアル設定

初期設定を完了したら、商品登録とマニュアル設定を行います。商品登録では、各商品データをアップロードし、商品名、価格、バーコード、在庫情報などを設定します。商品数が多ければCSVファイルでの一括登録が便利です。

マニュアル作成では、商品が購入されて会計が完了するまでの手順を記載します。基本的な操作だけでなく、値引きや数量変更、返品、ポイント利用などさまざまなシチュエーションを想定した手順を盛り込むことが重要です。

以下の記事で具体的なPOSレジの比較を行っていますのでぜひご覧ください。

POSレジ徹底比較45選!|「あなたのお店に合う」POSレジがきっと見つかる!業態別おすすめを解説

POSレジの導入が向いている業界

業界によって、POSレジの導入が向いているかどうかが異なります。ここではPOSレジの導入が向いている業界を6つ紹介します。

飲食店 – 注文効率化と会計時間短縮

飲食店では、POSレジを導入することで注文効率化と会計時間短縮を実現し、顧客満足度や回転率の向上につなげられます。オーダーエントリーシステムやモバイルオーダーと連携すれば、業務効率をさらに向上させることができるでしょう。

飲食店を対象とした調査では、「最も導入して良かったと思うツールやサービス」の第1位にPOSレジが挙げられています。

出典:株式会社シンクロ・フード

紙や口頭での注文は、聞き間違いやオーダーミス、キッチンへの伝達ミスなどが発生しやすく、提供時間の遅れや顧客満足度の低下につながる可能性があります。

POSレジを導入し、ハンディ端末で注文を入力できるようにすれば、情報をキッチンとリアルタイムで共有でき、調理開始までの時間を短縮できます。注文データは自動的に会計に反映されるため、会計時のミスを防ぐこともできるでしょう。売れ筋・死に筋商品を把握し、メニューを改善することも可能です。

飲食店におすすめのPOSレジについてより詳しく知りたい方は、以下の記事でより詳細に解説しておりますので、ぜひご覧ください。

【2024年最新】飲食店向けPOSレジ比較10選|店舗規模&業態別の料金・機能・飲食店の課題

小売・アパレル – 売上分析機能や在庫管理機能が活躍

小売・アパレル業界では、POSレジの売上分析機能、在庫管理機能、ECサイトとの連携機能が特に役立ちます。例えば、販売数推移や一緒に購入される商品を分析することで、顧客の購買行動を理解し、売れ筋商品を把握して販売戦略に活用できます。

POSレジで在庫管理を行い、適正在庫をキープすることで、機会損失や保管コストを削減できます。POSレジによっては在庫切れ間近の商品をアラート通知でお知らせしてくれるうえに、粗利を自動計算することも可能です。

アパレル業界におすすめのPOSレジについてより詳しく知りたい方は、以下の記事でより詳細に解説しておりますので、ぜひご覧ください。

【アパレル向け】POSシステムおすすめ比較|機能一覧・導入メリット・選び方を徹底解説

美容室・エステ – 予約を集約し、顧客データを管理

美容室やエステサロンでは、予約管理と顧客データ管理を効率化し、顧客満足度向上や売上アップにつなげることができます。具体的には、ホットペッパービューティーなどの予約サイトと連携し、予約を一元管理することで、予約の重複や見逃しを防げるようになります。

また、お客様の来訪履歴や購入履歴を確認できるため、個別に合ったカウンセリングや施術提案が可能になります。さらに、顧客データの傾向を分析することで、リピーターになりそうな客層にダイレクトメールを送付するなどの施策が可能です。

美容室・サロンにおすすめのPOSレジについてより詳しく知りたい方は、以下の記事でより詳細に解説しておりますので、ぜひご覧ください。

美容室&サロンPOSレジアプリ比較10選|無料で1人もおすすめ・規模別選び方・IT導入補助金メリット

クリニック・薬局 – 混雑緩和や待ち時間の短縮

従来の会計処理は、手書きの領収書発行や手計算による会計処理など時間がかかる作業が多く、患者や顧客の待ち時間増加につながっていました。株式会社peerNISTの調査によると、病院やクリニックでストレスを感じることの第1位が「待ち時間の長さ」です。

出典:PR TIMES

POSレジを導入すれば、会計処理が迅速化できるため、混雑状況の緩和が期待できるでしょう。POSレジとレセコン・電子カルテを連携させれば、会計内容を自動で反映できるため、転記ミスなどの人的エラーを防ぐことも可能です。

さらに、自動釣銭機をセルフレジのように導入することで、職員との接触を減らし、衛生的な会計に役立ちます。

イベント・屋外店舗 – 店舗と変わらないレジ環境の構築

POSレジを導入すれば、iPadやiPhone、Bluetooth対応レシートプリンターやバーコードリーダーを活用することで、場所を選ばずに店舗と変わらないレジ環境を構築できます。設置スペースを取らず、設営や撤去も簡単です。

会計情報は事前に登録した商品情報と自動で連携されるため、お客様を長時間待たせることなく、売り場の回転率を上げて売上アップを図れるでしょう。オフラインモード対応のPOSレジを使えば、インターネットがつながらない環境でも安心して利用できます。

ホテル – 会計業務の簡略化

ホテルでは、売店やレストランの会計を部屋付けにし、チェックアウト時に一括精算できるようになります。個別会計や現金管理の手間を省き、チェックアウト時の待ち時間短縮や顧客満足度向上につながるでしょう。

また、POSレジによっては、外国人観光客向けの免税対応もスムーズに行えます。さらに、パスポートリーダーで情報を読み取り、自動入力が可能なPOSレジもあります。「購入記録情報」の電子データ作成から国税庁への情報送信も自動化できるため、免税管理の手間を大幅に省けるでしょう。

おすすめのPOSレジ5選

今まで説明してきたように、POSレジは自店舗のニーズや課題を解決できるものを選ぶのがおすすめです。ただ、さまざまなPOSレジがあるため、「どれを選べばよいかわからない」と不安に思う方もいるでしょう。

そこで、ここではおすすめのPOSレジをいくつかピックアップして紹介します。気になるものがあれば、ぜひ詳細を確認してみてください。

サービス名イメージ初期費用月額費用おすすめの業界対応端末・OSサポート決済システム
連携
会計ソフト
連携
自動釣銭機
連携
セルフレジ
対応
squareレジスター(POS) 端末費用のみ0円 ※無料飲食店・カフェ
アパレル
美容室・サロン
iPad/iPhone(iOS)
Android
タブレット
電話
メール
Square
・クレジットカード
・交通系電子マネー
・QRコード
Squareアプリ
他社アプリ連動可
かんたん注文 問い合わせ0円~
※キャンペーン価格
飲食店・カフェiPad(iOS)
Android
タブレット
電話
LINE
STORES決済
・クレジットカード
・交通系電子マネー
IntaPay
・QRコード国内主要12ブランド
海外3ブランド
MFクラウド会計
弥生会計
freee会計
問い合わせ問い合わせ
CASHIER 0円~
端末費用のみ
※端末レンタルあり
スタンダード:0円
プロフェッショナル:4,000円
※税抜
飲食店・カフェ
アパレル
美容室・サロン
Android
タブレット
電話Square
Spayd
StarPay
問合せ
STORES レジ0円~フリー:0円
ベーシック:4,950円
飲食店・カフェ
アパレル
美容室・サロン
iPad(iOS)メール
電話
STORES決済
・クレジットカード
・交通系電子マネー
カスタム追加可能
MFクラウド会計
弥生会計
freee会計
Air レジ0円 ※無料
※iPad 37,790円
(別売)
0円飲食店・カフェ
アパレル
美容室・サロン
iPad/iPhone
(iOS)
メール
チャット
Square
Airペイ
MFクラウド会計
弥生会計
freee会計
×
スマレジ 0円 ※無料スタンダード:0円
プレミアム:4,400円
プレミアムプラス:7,700円
フードビジネス:11,000円
リテールビジネス:13,200
飲食店・カフェ
アパレル
美容室・サロン
iPad(iOS)電話(有料)
メール
Square、STORES 決済
楽天ペイ
スマレジペイメント
ペイメント・マイスター
おてがるPay、StarPay
MFクラウド会計
弥生会計
freee会計
NEC モバイルPOS 問い合わせ問い合わせ飲食店・カフェiPad(iOS)電話
24時間365日
メール
stera terminal
AirPAY
Anywhere
StarPay
問い合わせ
ユビレジ0円 ※無料
※周辺機器別売り
フリー:0円
プレミアム:6,900円
飲食店向け:8,400円
小売向け:11,400円
飲食店・カフェ
アパレル
美容室・サロン
iPad(iOS)電話(有料)
メール
Square、STORES 決済
楽天ペイ
食べログPay
StarPay など
MFクラウド会計
弥生会計
freee会計
USENレジ0円 ※無料9,980円~/1台飲食店・カフェ
アパレル
美容室・サロン
iPad(iOS)電話USEN PAY
USEN PAY QR
MFクラウド会計
弥生会計
freee会計
POSレジ導入費用比較表

テストテスト

注目テストの特徴
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初期費用

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月額費用

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テストレジ初期/月額0円で利用ができスマホやタブレットがあれば、基本的な機能を無料で利用できるクラウド型POSレジで高機能な専門機器は必要ありません。

店舗経営にあると便利なモバイルオーダー・キャッシュレス決済連携・免税対応など豊富な高機能が備わっており、直感的に使いやすいUI/UXなので勤務経験が浅くノウハウがないスタッフでもすぐに使用できます。

初期費用

0円 ※無料

月額費用

0円 ※無料

内容

■主要機能

売上分析/予算管理/本部管理/顧客管理

セルフレジ/免税対応/タイムカード

セルフオーダー/キャッシュレス決済

オーダーエントリー/API/外部システム連携

※30日間は全ての機能が無料で利用可能

■無料トライアル

あり

※30日間は全ての機能が利用可能

自社に合ったPOSレジを導入しよう

POSレジにはさまざまな種類があり、業界や店舗の形態によって最適なものは異なります。ここで紹介した種類や業界ごとの利点を参考にしていただき、自社に合った端末を導入しましょう。

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